著書 一覧
タイトル | 分類 | 出版社 | 発売日 |
---|---|---|---|
あふれる家 | 小説 | 朝日新聞出版 | 2020年5月 |
いじめをめぐる物語 | 小説 アンソロジー | 朝日文庫 | 2018年8月 |
わるいうさぎ (文庫版) | 小説 | 双葉社 | 2018年9月 |
わるいうさぎ | 小説 | 双葉社 | 2015年8月 |
お変わり、もういっぱい! | エッセイ集 | 講談社 | 2012年8月 |
放課後にシスター | 小説 | 祥伝社 | 2012年3月 |
ルシッド・ドリーム | 連作短編集 | 講談社 | 2011年4月 |
いちにち8ミリの。 (文庫版) | 小説 | 双葉社 | 2013年10月 |
いちにち8ミリの。 | 小説 | 双葉社 | 2010年8月 |
かんぼつちゃんのきおく | エッセイ集 | 双葉社 | 2009年5月 |
あふれる家
小説(朝日新聞出版)
2020年5月
故・中島らもを父としてもつ著者が、はじめて自身の破天荒でファンキーな「家」を舞台に、世にも奇妙な小4の夏休みを描いた自伝的長篇小説。
明日実の家には、つねに人があふれている。
バンドマンのトキオ、薬剤師のアキちゃんら両親の友達だけでなく、見知らぬ大人が平気で寝泊まりする家だ。
父は放浪中、母は入院中。
小4の明日実は、一風変わった大人たちに彩られ、奇妙でファンタスティックな夏休みを過ごす。
「わたしは小学校に上がるまで、どこの家も満員御礼で暮らしているのだと疑っていなかった。しかし、周りの人に話を聞いたり、テレビ番組を観たりしているうち、どうもうちは他と違って風変わりなのかもしれないと段々気がついてきた。他の人の家では、よく知らない大人たちに交じって、父さんと母さんがどこに寝ているかわからない、などということはないのだと」(本文より)
いじめをめぐる物語
小説 アンソロジー (朝日文庫)
2018年8月
「いじめ」をテーマにした短編を収めた競作アンソロジー。辻村深月『早穂とゆかり』、荻原浩『サークルゲーム』、越谷オサム『20センチ先には』、中島さなえ『メントール』、小田雅久仁『明滅』。すべて各著者の短篇集にも入っていない本書オリジナル作品です。
わるいうさぎ
小説(双葉社)
2015年8月23日
文庫版2018年9月
お変わり、もういっぱい!
エッセイ集(講談社)
2012年8月
いつからだろう。怪しい人物や物事を見つけると、すぐさま追跡したくなる。スリー、トゥー、ワンッ、オープン!(本文より)。「IN・POCKET」の好評連載がついに単行本化。類が友を呼ぶのか、友が類を呼ぶのか。さなえどんのまわりには、お変わりな方々がわっさわっさ。抱腹絶倒、気分爽快の巻き込まれ型エッセイ集!
放課後にシスター
小説 (祥伝社)
2012年3月
清楚な聖女?それとも妖艶な悪女?
「ねぇねぇ、知ってる?」
「30年前に男の人と駆け落ちしたシスターがいたんだって!」
塗りつぶされた顔写真、毒のある花、一本足の男……
ばらまかれたピースを拾い集め、いくつもの顔を持つ女の謎を追いかけた、忘れられない七日間。
厳格なミッションスクールに代々伝わる「シスター峰駆け落ち事件」。 そのうわさ話はてんでバラバラで、何が真実かまったくわからない。 だが、いつだって女生徒たちの心をつかんで離さなかった。
季節は12月。クリスマスの準備に退屈した仰美たちは、 「シスター峰」の正体を自分たちで明かそうと校内を調べはじめる。
やがて、修道院の重く閉ざされた扉の向こうに待ち受けていた真実とは……? あの冬、シスターが17歳の私を少し大人にしてくれた――
ルシッド・ドリーム
連作短編集(講談社)
2011年4月
人知れず開かれる、夜の学校で、怖くて楽しい夢の授業がはじまる!
Lucid Dream ルシッド・ドリーム=明晰夢。自分の欲望のすべてを叶える夢の秘術! それは、もう起きてなんかいられないほど魅力的な、もう一つの人生への扉だった。
文学界の新星、中島さなえが描く超魅力的な夢の物語。
オフィス街の小さなビルの一室で、夜な夜な不思議な講座が開かれている。老若男女、職業もさまざまな人々が甘い蜜に誘われるようにそこにはやってくる。彼らの願いはただ一つ、楽しい夢の中で永遠に暮らす方法を身につけること。ここは、夢を我がものにし、現実をすてるための学校、ルシッド・ドリーム・スクール。うるさい家族、めんどうな恋人、すべてを捨てれば有り余るほどの幸福が受講生たちを待っている。悲しくもおかしい、怖いけれど魅力的な物語の始まりだ。
いちにち8ミリの。
小説デビュー作(双葉社)
2010年8月
文庫版2013年10月
大好きな美澄を見ていたくて、納められている祠から、少しずつ動いている石がいる。その距離、一日たったの8ミリ。その石と会話ができる美澄のペット、猿のソウタは、そんな石にちょっと優越感を持っている。ふたつの純粋な恋心は、どんなふうに昇華するのか(「いちにち8ミリの。」)。どこかにありそうでどこにもなかった、おとなの読む童話のような短編小説。
かんぼつちゃんのきおく
初エッセイ集(双葉社)
2009年5月
ダンプカーにも負けない高速でんぐり返し。流行りのアイドルよりSHI・BU・SE・N好み。中島らものDNAがとびきりの好奇心と潤いのある優しさで、光合成した中島さなえの処女エッセイ集。